車の整備会社から転職して15年、主にトラックの上回りを担当する仕上げ班で荷台づくりをしています。まず転職して驚いたのが、今までのように既存のモノ(車体)に手を入れるのではなく、無から有を生み出す仕事だということ。なぜならトラックの製造はほぼオーダーメイドだからです。生鮮食品を運ぶ冷凍車、食肉用の動物を運ぶ家畜運搬車、タイヤ作業車や重機運搬車など、お客様の求めるトラックの仕様は様々です。お客様の多様なニーズに応えるために、未経験ながらも、コツコツと丁寧にモノづくりと向き合い、今では仕上げ班の班長を任されるようになりました。
今、私たちが手掛けたトラックが全国を走っています。
この仕事は、表立って消費者の目に留まることは少ないかもしれませんが、人々の暮らし、物流、経済活動を陰で支える縁の下の力持ちのような存在なのだと誇りが持てます。
